2014年1月31日金曜日

ローラーボール(水性ボールペン)の改良について(続報)

昨年、ローラーボール(水性ボールペン)の改良についてという記事を書きました。
その続報です。

さて、ボールペンやローラーボールで、ペン先に万年筆のような弾力を持たせることができないか、というテーマでした。
いろいろ試行錯誤していたのですが、とうとう決定的な奴ができました。
コレをご覧ください。

軸はラミーのローラーボールですが、芯にはゼブラのSurariが入っています。

芯の後ろです。Surariの芯のほうがラミーの芯より4ミリ程度短いため、4ミリの隙間ができるんですね。そこに、シャープペンシルの後ろについていた消しゴムをだいたい5ミリ程度に切って入れてあります。元々の隙間より1ミリだけ長いのですが、この1ミリだけ押しつぶされた消しゴムが適度な弾力になります。

使った感じとしては、ラミーのペンよりは若干硬い弾力ですが、ほぼ、ペンの代わりとしては十分な感じです。

ちなみに、国産のボールペンはゼブラのSurari以外でも、水性、油性問わず、ほぼ、ラミーのローラーボールより、4ミリ程度短い芯を使用するようになっています。芯の太さは、やや、ラミーのほうが太めです。ですので、国産の芯は大体同じ方法で使えます。
確認したのは、パイロットのジェットストリーム、G-2、ゼブラのSARASA、Surariですが、どれも、きちんとおさまります。
下は、パイロットのジェルボールペンG-2の芯を入れた写真です。


 分解した図です。

かきくらべてみると、本当は、こっちのジェルボールペンのほうが、万年筆っぽい書き味になります(上記の中では、SARASA>ジェルボールペン>Surari>ジェットストリームの順ですね。要するに、筆圧が低くてもインクが出やすい順です。筆圧が低くてもインクが出やすい芯のほうが、万年筆っぽい書き方ができるんですね。)。しかし、あんまり公文書でジェルボールペンとか使えないので、とりあえず、Surariを入れて使うことにしました。

いまのところ、これで満足しています。

よろしければ、皆様、お試しください。

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