ただ、きちんと調査したわけでもないですが、保険証の勤務先を見ていると、勤務先に一定の傾向があるような気もしています。
2014年2月24日月曜日
キラキラエリート
ただ、きちんと調査したわけでもないですが、保険証の勤務先を見ていると、勤務先に一定の傾向があるような気もしています。
2014年2月17日月曜日
大人には大人の戦い方がある。
もちろん、そういう、僕にとって新しい分野にも、それぞれ、若い頃から頑張って英才教育を受けてきた連中がいるわけです。四十で勉強を始めた分野で、四つから勉強してきた連中と一緒にやって、勝たないまでも、せめて、それなりに恥をかかない程度には頑張らなくてはいけません。
まだまだ負けませんぞ。
2014年2月11日火曜日
都知事選後の雑感メモ
地域別の得票から
ハフィントン・ポストに、各候補の地域別の得票分布を示した地図が出ていました。
東京では、それぞれの地域ごとにメジャーなライフスタイルが大きく異なりますので、どういう人がそれぞれの候補者を支持したのか、これを見るとよくわかります。
いろいろ、おもしろいところがあるのですが、とりあえず、僕が気になったところをメモします。
1,細川支持票は、23区に集中している。従来、民主党支持層が多かった三多摩は、むしろ、宇都宮支持が多い。
元々、民主党が強かった東京西部(菅元総理大臣の地盤だったエリア)では、細川票は決して多くありませんでした。これは、かなり意外でした。僕は、従来、民主党を支持してきた層と、今回の細川支持者は、ある程度一致していると思ってきたからです。かつて菅元総理大臣の地盤だった地域の人達は、むしろ、今回宇都宮さんに入れたようです。おそらく、細川票の相当部分は、小泉さんが運んできた、「保守だけれど脱原発」という層だったのでしょう。
2,田母神票が、比較的富裕な地域に多い。
これも意外でした。田母神さんの支持者は、「ネトウヨ」と呼ばれる、自民党の本流よりもかなり右寄りの、核武装論者で改憲論者で嫌韓の人たち、在特会などの運動にもシンパシーを感じている人が多いものと認識しています。正直、僕には、こういう人たちはそれほど裕福でなく、また、あまり知的ではない人たちではないかという先入観がありました。
しかし、僕の思い込みと異なり、田母神票は、かなり生活にコストのかかる地域に多い(しかも、東京全体で60万人もいるということ)ようです。
ということは、すでに、「ネトウヨ」的な意見を持つ人たちが、社民党と共産党の合計に匹敵する数になっており、しかも、そこそこ高い所得を得られるような地位を占めるようになっているということです。これは、僕には衝撃でした。
ちなみに、家入票も、地域分布は、田母神票とほぼ同じ傾向を示しています。
3,宇都宮支持層と舛添支持層の地域分布は、非常に似ている。
これも、少し意外ですが、従来型の自民公明支持者(つまり、田母神さんを支持するような人ではない、昔からの自民党を支持するような人たち)と社会共産支持者には、支持政党は違えど、互いによく似た部分がある、ということでしょうか。
全体として、宇都宮、舛添支持者の多い地域と細川(小泉)、田母神、家入支持者の多い地域に大きく分かれていると言ってもいいでしょう。
おそらく、前者は、これまでの政党や政治家を、そこそこ支持し続けている人たち、後者は、それぞれ方向性は違っても、これまでの政党や政治家を拒否している人たち、ということでしょうか。
これまでの政党に拒否感を持つ人たちの間で、お互いに全く相容れない複数の方向性が同時に芽生え始めているというのが、非常に面白いと思います。
2014年2月10日月曜日
そういえば、URL変わりました。
以前は、独自ドメイン(http://www.drstodo.com)でやっていたんですが、独自ドメイン面倒くさくなって、今は、bloggerのデフォルトのURL(http://drstodo.blogspot.jp)で運営しています。
URL変更して以来、急にアクセスが減ってしまいました。
まあ、それは別にいいのですが、もし、ブックマークなどつけていた方がいらっしゃったら、変更していただけると幸甚です。
広島大学医学部の神経解剖の大量不合格の話し。
僕の母校の話でもあり、興味を持ってみていたんですが、ネットで言われていることが、少し、僕の知っている母校の様子と違うところがあるようなので、これについて、書いてみることにしました。
この講義は、僕の学生時代(今から、およそ20年前)には、第二解剖学と言われていました。当時も、今回、120人不合格を出した楠元先生が講義していました。授業を受ける態度などにうるさい先生でしたので、一部の学生からは煙たがられていましたが、熱心な良い先生だったと思います。
たぶん、MDではなかったと思います。
「医者になるんだったら、もっと一生懸命勉強して欲しい」と、授業中、口癖のように繰り返していました。
掲示板などで、この大量不合格の話について、この先生の教え方が悪かったから沢山の学生が不合格になったのではないか、という推測がなされていますが、たぶん、違います。僕の知る限り、彼は、生真面目なキャラクターで、非常に熱心な講義をする良い先生でした。この先生は、試験では、多くの不合格を出すことで有名な厳しい先生でもありましたが、当時は教授ではなく、自分の講義の担当である組織学(ミクロの解剖学)だけを試験するだけで最終的な単位の合否を決める権限はありませんでした。
毎回、本試験と追試験が同じ問題という「悪しき伝統」があったという話も出ていますが、これは、よくわかりません。少なくとも、20年前は、この「伝統」は、少々違っていました。
20年前、この科目は、本試験も追試験も、大体、昨年と同じ問題が出ることが多い教科でした。ただ、数年に一度、出題傾向が大幅に変更されることが、ほぼ「伝統」になっており、その時、大量に留年者がでることが多かったはずです。そういう教科だということは学生たちも承知しており、みんな、昨年度までの過去問を元にヤマを張るのですが、それでも、一応、大幅問題変更に備えた勉強もしておくのが「伝統」になっていました。
では、学生のほうが不真面目だったのでしょうか?
自分の経験に照らして、どうも、そうではなかったのではないかという気がします。少なくとも、僕が学生だった頃は、この学校は、かなり真面目に勉強していても、時々、こう
いう「事件」が起こる学校でした。
僕などは、あまり真面目なほうの学生ではありませんでしたが、それでも、今でも、大学時代の試験の前の勉強を夢で見て、うなされることが時々あります。
20年たってもまだうなされるほどの勉強をしていても、それでも、いつも、単位をもらうのはギリギリでした。
他の大学でも、医学部にはそういうところが結構あるのかもしれません。でも、大学によって、かなり差があるようにも思います(そういう「厳しさ」の比較は難しいですが、つい最近まで勤務していた某大学などは、僕の母校より少々ラクな単位の判定をしているように感じます。)。
今回の試験の不合格ですが、どうも、これでただちに全員留年ということにはならないようです。成績は、他のいくつかの試験と合わせて総合的に判定されるそうで、おそらく、そこで、多少手心が加えられることになるでしょう。本当に120人不合格にしてしまえば、学校のカリキュラムが回せませんから。
さて、僕が何を言いたいのかと言いますと、今回のような話は、少なくとも僕の母校では、そう珍しくないということです。それは、教官も学生も真面目にやっても、それでも時々起こる「事件」なのです。
(少なくとも一部の)大学医学部というのは、そういうところです。
京都の老舗の箸屋の箸と似た使い勝手のプラスチック箸
京都の市原平兵衛商店の箸で、非常に使いやすいとか、子供にこれを使わせると品のいい食べ方になるとかと評判の箸です。
興味はあるのですが、少々値段が高いので、僕は使ったことがありません。
代わりに、もう少し値段の安い、よく似た形の竹の箸を買ってきて使っています。それでも使い勝手は悪くないんですよ。でも、以前から、今使っているこの箸よりもっと良い箸を、もっと安く作れるんじゃないかと思っているのです。今日は、そのアイデアの話です。
良い竹の箸って、非常に使いやすくできています。
あの使いやすさのためには、箸の先の細さや箸の先の形状が重要なんですね。上の「みやこばし」も箸の先が独特の形に加工してあります。
そして、そういう加工をするには、素材の曲がりにくさ、硬さ、変形しにくさが重要なんですね。十分な硬さがない材料で作った箸で箸の先に細かい加工をすると、箸の先がもろくなって簡単に壊れてしまうからです。
で、そのために希少な硬い竹を使うと高価になる、と。つまり、高価な竹の箸が高価なのは、材料が高価だかららしいんですね。
で、僕は思うわけです。そういう条件を満たしたプラスチックなんて、普通にあると思うんです。であれば、「京都の老舗の箸屋の箸と同じ形状で同等の使い勝手のプラスチック箸」というのは、比較的簡単に作れるんではないか、と。
絶対良さそうなのに、これを見かけないのはどういうことだろう、と。
いい箸とほとんど同じ使いやすさの安い箸。売れる気がするんですけれどね。特に箸の持ち方とか子供に教えるときに絶対便利と思います。
だれか、作ってくれませんか?
それとも、僕が知らないだけで、もう、あるんでしょうか?
Windows8の新しいインターフェイスってどうでしょうか?
ほしいな、とは思っているんですけれどね。
ただ、ウィンドウズストアアプリってまだまだ少なくて、少なくとも、僕が使いたいようなものは、まだ揃っていないんですよね。なので、買うのはもう少し待とうか、という話になる。普通の従来型のウィンドウズとして使うんなら、それはそれでいいんですが、それだったら、わざわざ、買い換える必要ないですしね。
じゃあ、なんで欲しいのか。実は、Win8のインターフェイス、ModernUIに、すごく興味があるんです。
というのは、新しいUXのガイドラインとか読んでると、これは、面白いなぁ。えらく考えぬかれているなぁ、と思うんです。非常にシンプルで、わかりやすくていいな、使ってみたいな、と。
Design Languageというだけあって、見た目はシンプルなんですが、「言語」みたいに、一定の「文法」があるんですね。で、使っていくうちに、その文法は自然に覚えられるように、また、文法を覚えてしまえば、はじめてのアプリでも非常に使いやすいように、工夫されているんですね。
ただ、現時点では、アプリが少なくて、僕にはちょっと使い道がない。
しかも、ModernUIの評判は、あまり良くない。
もし、買っても、ああ、結局、これは使い物にならないな、って思うようなシロモノなら、すぐにゴミになってしまいます。そういうものかもしれないと思うと、中々買えないんですよ。
そういうわけですので、もしよろしければ、皆様のウィンドウズ8/8.1のModernUIのの使い勝手の評価を教えていただきたいのです。
よろしくお願いします。
2014年2月3日月曜日
都知事って何をする仕事か、実は僕達はあまり知らない。
都知事選が話題になっています。
で、その中で、都知事の権限についても話題になっています。
いまさらなんですが、どうにも、僕は、都知事の権限の範囲ってのが、よくわからないんです。
そもそも、都の仕事って、なんなんでしょうか?
都の政策とか都のサービスってのがあるのは知っています。でも、各区市には、それぞれの区市の政策や予算があるわけです。もちろん、国には国の政策があるわけです。正直、身近な話題の中で出てくる公共の仕事の中で、どこまでが都の仕事でどこからが国や各区の仕事なのか、正確に説明できる人はどれくらいいるんでしょうか?
正直、僕は、これまで、そのあたり曖昧な理解のままで生活してきました。都庁の普通の仕事を、少なくとも僕はあまり知りません。
しかし、そういう都庁の通常業務については、僕達は、都知事が相当に変な人でも、それほど滞りなく行われるというのも知っています。これは、歴代都知事に対する普通の観察から分かることです。おそらく、多くの都知事はあんまり都庁の通常業務には関与しないで事務方に任せきりなんでしょう。
その一方で、東京都は非常にパワフルな自治体です。ですから、しばしば、都知事は「越権行為」のようなこともやるし、できてしまうわけです。どちらかというと、僕達が記憶している都知事の仕事っていうのは、その「越権行為」のたぐいです。
たとえば、石原さんの時代、東京都が、いきなり銀行に外形標準課税をやろうとしたことがありました。あれ、国との間で結構もめていましたが、本当のところ、都が余分に税金を取ることって、どこまでが許されていて、どこからが越権行為なんでしょうか?
都は、しばしば、独自の「外交」もやります。これも、自治体としての正規の権限というよりも、東京という街の国際社会における経済的影響力や情報発信力を背景にした行動なんだと思います。
東京に関係のない仕事も、しばしば都知事は首を突っ込みます。最近だと、東京都が、いきなり尖閣諸島の土地を買おうとした騒ぎもありました。
東京都民にかぎらず、日本の大都市の市民は、しばしば、国の施策と対立する、国にモノを言える首長を選びます。
知られている通り、日本の国会議員の選挙では、大きな一票の格差があり、そのため、国会議員は、しばしば、地方から優先して選ばれます。そうして作られた政府によって、東京や大阪などの生み出す経済的な果実の相当部分が地方に分配されます。都市の市民は、そういう政府の予算配分に大なり小なり不快感を持っています。ですので、大都市民は、そういう地方を代表する政府に反発し、自分たちの首長として、大都市の立場を代弁して国と対決してくれる政治家を選びたがるのです。
例えば、前都知事の猪瀬さんも、その前の石原さんも国の地方を優遇した予算配分に反発する発言をし、また、そういう政府に対立する行動をしていました。大阪の橋下さんもそうです。そういう「国と対立する大都市首長」というのは、僕達にとって見慣れた光景です。
そして、東京には、政府との対決を可能にするだけの力があります。東京は、世界でも有数の巨大都市で、それ自体、ほとんどの国より大きな人口と予算を持つ国家のようなものです。また、日本のどの都市と比べても群を抜いて巨大な都市です。ここには、日本の人口の1割、GDPの2割があり、国税収入の4割を納め、企業の本社の5割、株式売上高の9割、テレビのキー局の10割があります。
たぶん、東京都知事の権力の中では、東京という巨大都市の力を背景にした「影響力」のほうが、法的に認められた都知事の権限よりも、はるかに大きいんじゃないかと思います。みんな、なんとなく、それがわかっているんでしょう。
今回は、原発の是非を争点にしようとした候補、細川さんや宇都宮さんがいて、その一方で、そもそも、東京に原発なんてないし、原発を云々するのは東京都知事の仕事じゃないんだから、原発を争点にするのはおかしいって言う人がいて、ずっと議論になっています。
たしかに、原発の是非を決める権限を持っているのは、都知事じゃないんでしょう。でも、もし、都知事が本気で脱原発を主張したいなら、都は、いくらでも手を打てるでしょう。たとえば、都が、再稼働を検討している原発の周囲の土地を買い占めて、立入禁止にするとか、再稼働を決めた電力会社に、都税を課すとか。もし、都が本気で嫌がらせをしたら、国は、なにがしかの対応をせざるを得ないのではないでしょうか?
先日、演説を聞いた田母神さんは、災害時に自衛隊の力を活用することを約束していました。ハッキリとは言いませんでしたが、自分が都知事になったら、自衛隊は都知事が指揮する、っていうニュアンスを込めた言い方だったように思います。でも、たしか、東京都知事には、自衛隊の指揮権はないはずです。だからといって、彼が、できもしない約束をしようとしているというのは違うと思います。もし、都知事に自衛隊経験者がついて、都の権限を利用して自衛隊と交渉すれば、ひょっとしたら、なにかできるのかもしれません。
言っていることが散漫になってきたので、まとめます。
東京都知事について
1,そもそも、都庁の普通の仕事を、実は、僕達はあまり知らない。
2,しかも、都庁の普通の仕事は、都知事が口を出さなくても、都庁の一般職員が普通にこなしてくれる。
3,都庁の普通の仕事以外の都知事の仕事については、一体何ができるのか、さっぱりわからない。
さて、どうやって選べばいいんでしょう?
僕としては、東京が、今後もさらに経済的に成長すると考えてくれている人、そのためには国との対立も辞さない人、あまり、都知事の法的な権限の範囲内の仕事にとどまらない行動をしてくれる人、を選びたいのですけれどね。