2014年2月17日月曜日

大人には大人の戦い方がある。

少し前に話題になった、武井荘のインタビュー記事です。

この記事を読んでから、色々考えています。

僕は、もう、今年40歳になります。もう、それほど若くはありません。
そうなると、自分よりずっと若い人は、自分より体力も記憶力があるわけです。
時には、彼らと戦わなくてはいけないこともありますし、まだまだ、彼らにバカにされるようなロートルの中年にはなれません。

僕は、まだまだ、今後も新しい分野にチャレンジしたいとも思っています。四十の手習いです。
もちろん、そういう、僕にとって新しい分野にも、それぞれ、若い頃から頑張って英才教育を受けてきた連中がいるわけです。四十で勉強を始めた分野で、四つから勉強してきた連中と一緒にやって、勝たないまでも、せめて、それなりに恥をかかない程度には頑張らなくてはいけません。

そういうことを考えていましたので、リンク先の記事には、非常に考えさせられました。
その記事で、武井が言っていることはこういうことです。

大人には大人の戦い方がある。
子供の時から練習してきた連中に勝つには、大人の戦い方が必要だ。

勇気の出る言葉です。

そして、その、大人の戦い方というのは、彼のフィールドでは、
自分の体を知る。そして、自分の体の使い方に習熟する。
ということに尽きるのですね。

自分の体を知ることのほうが、個々のスポーツを知ることよりも、長い目で見るとずっと有効な練習になるのだ、ということです。

おそらく、頭脳労働に近い分野でも、同じことです。

自分の心や脳をよく知る。そして、自分の心の使い方に習熟する。
そういうことは、多くの人が思っているよりもずっと大切だと思います。

そういう言い方をすると、なにやら妙に仏教っぽいですね。いかにも、お釈迦様あたりが話していそうな言葉です。要するに、これは、かなり普遍的なライフハックなのでしょう。

さて、僕は、現代的で統計的な医学を日々使っている身ですので、こういう話を聞くと、統計的に多くの人に通用する、「普通人の心の使い方」みたいな話が作れるんじゃないかな、と妄想したりします。

このあたりは、今後も考えて行こうと思います。

まだまだ負けませんぞ。

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