2013年7月11日木曜日

投票を棄権したっていいんじゃないの?

多くの人がこういう意見に反対なのを知ってて、あえて書く。

別に、投票を棄権したい奴は、棄権してもいいよ。
投票しても投票しなくても、それは、僕達の自由だ。

参議院選挙が近づいて、選挙で棄権するのはいけないことっていう投稿があちこちで流れているんだけれど、僕は、正直、こういうのに違和感を感じてる。
投票に行く事は、別に悪いことじゃないけれど、棄権することだって取り立てて悪いことだとも思わないのだ。
投票権ってのは権利であって義務じゃない。
あれは、一種のオプションなんで、行使してもしなくてもいいってところに、良さがある。

投票に関しては、どんな権利の行使の仕方についても、「コレコレせねばならない」「コレコレするべきだ」といった言い方は慎むべきだと思う。たとえ、それが、「棄権すべきではない」ということであってもだ。それが自由というものだと思う。

棄権するのに、「多忙だから」とか、「誰に入れても変わらないから」とか、言い訳をする必要はない。また、「現状の政治や政党全体への不満の表明」なんて難しい理屈をこねる必要もない。単に、棄権したければ、堂々と棄権すればいい。それは、ひとつの正しい権利行使のありかたでしかないのだ。

投票率が下がれば、投票結果が国民全体の意見を反映しなくなるという批判もあるかもしれない。でも、全員が投票しなくても、国民全体の意見の分布を統計的に推測することは可能なはずだ。この種の統計推論は、各種の疫学調査やアンケートで使われている。
投票しない人の意見も反映するような選挙制度は技術的に可能だ。
現行の選挙制度のような、バイアスのかかった「全数調査」よりも、適切な少数サンプル調査のほうが、全体の意思の確認には、はるかに優れている。

本当に全員が投票に行く必要なんてあるんだろうか?

僕自身は、今回は投票には行くつもりだ。いまや崩壊寸前の、僕の支持する泡沫政党を応援するためにいく。でも、今後もずっと毎回投票に行くとは保証できないし、べつに、保証するつもりもない。それが悪いとも思っていない。

0 件のコメント:

コメントを投稿