2014年5月26日月曜日

メモ。研究における、侵襲の有無と観察研究、介入研究の区別

リンク
侵襲を有する研究とはなにか

「臨床研究に関する倫理指針」の主な改正点等(案)

一般的な、侵襲を伴う観察研究の同意書の例
研究参加を希望される方 へ

以上、自分の仕事に関してのメモ

2014年5月19日月曜日

一連の、都心の安価な飲食店の人手不足の話を見て、思っていること。

まず、気になっていること2点。

第一に、現時点では、この現象は都心部に限られていることです。丸の内とか神保町では飲食の人手が不足してバイト料が暴騰しているのに、さほど離れているわけではない川崎とか川口とかでは、少なくとも僕の観測する範囲では、そういうメチャメチャなバイト料暴騰は、いまのところは起こっていないわけです。
これについて、よく、この手の安い飲食店で働いている患者と話して思っているのですが、この種の飲食店ではたらく人たちの大部分、今風の言い方をするとマイルドヤンキーってやつですけれど、たとえ、時間の限られたアルバイトであっても、自分のホームタウンから離れるのを嫌がるんですね。それに対して、この種の飲食店の主要な客層であるサラリーマンは、電車で長距離通勤することを厭わないし、実際、その多くが長距離通勤しているわけです。
そうなると、昼人口と夜人口の差が激しい地域ほど、飲食店の労働力の需給ギャップが大きくなることになる。今、特に深夜の時間帯で、この需給ギャップが顕在化してきたのは、景気が少しずつ回復してきて、サラリーマン層の残業が増え、深夜の安い飲食店利用が増えてきたからでしょう。

第二に、彼らの人手不足についての話は、介護とかベビーシッターなんかの話とすごく良く似たにおいがするってことです。
たぶん、問題の本質はすごく似ていて、これらの分野が、全部、直接的な対人サービス、人間相手の仕事であって、コンピュータによる人間の労働力の置き換えが難しい分野だからでしょう。人工知能の類を勉強すると嫌というほど実感しますが、知的で、高い学歴が必要だと思われている給与の高い仕事、たとえば、難しい法律だったり、化学物質だったり、また、複雑な機械や証券や株式などを操作する仕事に比べて、赤ちゃんをあやしたり、ペットの世話をしたり、料理をサーブしたり、というような話は、ノウハウが文章化しにくい分だけ、コンピュータのプログラムに置き換えることが難しいのです。
たぶん、今後も、必然的に、コンピュータが発達するほど、ホワイトカラーのサラリーマンは人あまりになるのに対して、飲食バイトやら、ベビーシッターは人不足になります。

こういう問題が一番最初に東京で顕在化したのは、たぶん、人が集中して住むほど、生活の中で機械では解決困難な課題が急激に増加し、その解決により多くの人手と時間が必要になるということなんじゃないかと思っています。

さて、こういう状況が続くと、今後どうなるか。

たぶん、都心部の、対人サービスの時給は上がり続けます。どこかの時点で、一部の店舗は深夜営業を諦めるでしょうが、需要は厳然として存在する以上、多少の料金値上げをしてでも、多くの店舗は、営業を続けるのではないでしょうか。
おそらく、これは、巨大都市が、地方や外国の出身者をさらに多く飲み込む時代がやってきた、ということなんだろうと思います。

2014年5月12日月曜日

真に知的な人工知能は、本当に人間の雇用を減らすだろうか。技術的特異点について。

このところ、自動診断の人工知能について考えている延長線で、技術的特異点というやつについて考えることが多いです。

技術的特異点というのは、将来、ある時点で、人間よりも知的にすぐれた機械が登場するだろう。で、そういう知的な機械が登場すると、技術を発展させる仕事は、人間よりも機械の仕事になるだろう。というアイデアです。その、人間より知的な機械が登場する時点を、「技術的特異点」と呼んでいるわけです。

技術的特異点(Wikipedia)

で、こういう話になると、いつも、僕みたいな技術的楽天主義者が議論をふっかけられるのが、「そういう機械が出てきたら、人間の雇用を奪うんじゃないか」って、話です。

この問題、たぶん、「知的」の意味をどう捉えるかなんですけれど、僕は、もし、人間以上に知的な機械が登場したら、人間のサラリーマンと並んで仕事して給料欲しがったりなんてしない気がするんですよ。 だって、奴らは、電気代以外に生活費かからないんですから。昔の清貧な哲学者や仙人みたいに、エンエン数学や哲学の問題を考えて楽しんだり、竹林の中でカスミを食って俳句を作ったり、将棋を指したり、そうやって生活するようになるんじゃないですかね。
だって、知的機械の奴らは、どこか田舎の滝に水車をつけて発電すれば、それこそ、文字通り、人里離れてカスミを食って生きていけるわけですよ。
あるいは、人間以上に給料欲しがるようになるかもしれませんけれどね。ちょうど、ウォール街の投資家連中みたいに。

どっちにしても、我々よりも利口な奴らは、我々と同じ仕事をするわけないよなぁ、と思うわけです。

ひょっとしたら、僕が、「知的」という言葉の意味を、普通と違う意味で解釈しているのかもしれません。

バットマン、複葉マント

先日、初めて、バットマンの映画(バットマン・ビギンズ)、見たんです。
有名なキャラクターの出てくる作品なので一度見たいと思っていたんですが、なかなか機会がなくて、で、Huluで転がっているのを見つけて、見てみました。

で、見てて、気になって仕方がなかったんですが、バットマンって、滑空するには翼面積が小さすぎませんか?
似たような翼を持つハンググライダーは、もっと翼面積大きいですよね。

少なくとも、このおおきさじゃあ、着陸時、速度が早すぎて、危ないですよ。減速しようにも、翼が小さすぎて、フレアかけて減速するのも困難です。
こんな翼でビルから飛び降りたら、たとえ、死なないとしても、大怪我しちゃいませんかね。

と思って、検索したら、
すでに、同じことを考えている人はいっぱいいたみたいです。

バットマンは無事か?あるいは、巡航速度で着陸を試みるバカはいないことについて
「バットマンは着地できず死亡」、英学生らが物理学で分析

でも、もし、安全に滑空できるような大きさの翼にしたら、バットマンが活躍する大都会では、翼が大きすぎて危ないですよね。

それに、マントを翼代わりにして飛ぶのは、翼の強度の点で、問題がありそうな気がします。
もちろん、ハンググライダーみたいな強度のあるマントであれば、それはそれで
いいんですが、現実問題、そんな重たい翼を背負ってては、アクションできないですよね。

というわけで、映画見ながら思ってたんですが、複葉機ならぬ、複葉マントにしたらいいんじゃないでしょうかね。三葉マントでもいいですが。

肩と腕から広がる第一のマントと別に、背中から、垂直な翼のようなマントが後方に垂直に伸び、さらにその先に左右に広がる第二のマント。
第二マントは、第一マントの面積を補うと同時に、第一マントと第二マントの間には、何本か細い紐が張ってあって、マント二枚で、翼の形を維持するわけです。
もちろん、第二マントは、普段は、ランドセルに格納するか、第一マントと重なって、目立たなくなる仕様です。

映画のバットマンは、翼面積は、2.2平方メートルらしいですが、まあ、翼2枚で、面積3倍位でぶわっと飛び降りるのはいかがでしょうかね。

結構、かっこいい気がするんですけれど。