2020年4月26日日曜日

テレワークでの健康上の問題について

みなさん、ごきげんよう

今日は、テレワークの健康上の問題について、話したいな、と思います。

みなさんご存知のように、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、十分な準備なくテレワークが行われるケースが増えています。そのため、テレワークに伴って、様々な健康上の問題が起こってきています。そこで、今日は、テレワークで起こりやすくなりそうな健康問題、それから、その対策、についてお話しようと思います。

ここしばらく、テレワークを導入した会社で、社員の健康相談に応じてきて、ざっとみて、以下のような問題が起こっていると思っています。

1、各自の自宅で、適切な大きさの事務用デスクが準備できない。また、小さなノートパソコンで作業せざるを得ない。そのため、適切な作業姿勢がとりにくい。
これは、主に、肩や腰の痛みの原因になります。特に、住宅環境がそれほど良くない都市部では、自宅に自分の仕事用のデスクを持っていない人は、結構います。そうなると、小さな座卓や食事用のテーブルなどで仕事をするわけです。食事用のテーブルは、事務用デスクよりも少し低めに作られていますので、食事用のテーブルで作業しますと、どうしても、やや猫背気味になります。また、小さなノートパソコンを使わなくてはならないことも、この傾向を強めます。かといって、今から、テレワーク用の机やパソコンを買い足すことは非現実的です。
私がおすすめしているのは、とりあえず、パソコンのディスプレイの高さだけでも調節することです。パソコンのディスプレイを、猫背にならない状態で目線の高さよりもやや低くなるくらいの場所に調整しましょう。ディスプレイが横置きの人であれば、ディスプレイの上の辺の高さが、概ね、目線の高さと同じくらいになるように調節するのが良いと思います。ノートパソコンの場合は、そこまで高くすることは難しいですが、何かの台に乗せるなどして、少しでも高さを稼ぐと、多少、猫背は軽くなります。

2,作業に適切な明るさでない照明。
多くの家庭用の照明は、オフィスよりもやや暗く設定されています。ですから、ときどき、事務作業をするには照明が暗すぎる部屋でテレワークしている人がいるのです。これは、目の疲れの原因になります。これについては、デスクライトを用意することをおすすめします。

3,騒音、気温、湿度などの問題。
4,老人や子供などと同居しているスペースで仕事をしていることや、その世話のために仕事が中断されることによる集中困難。
この2つは、正直、簡単な解決方法がありません。各自の家で、家族で話し合って、解決方法を考えてください。

5,労働時間管理の困難。
テレワークになると労働時間が長くなる人、というのは、話を聞いていますと、ときどきいるようです。そういう人は、ときどき、意識して休憩をいれるようにしましょう。
簡単なストレッチなどをすると良いかと思います。
また、会社は、テレワークであっても、労働基準法や労働安全衛生法の労働時間の基準は適用されることを忘れないようにしてください。会社での仕事と同じく、一定以上の労働時間になれば、長時間労働として扱う必要があります。

6,運動不足。
自宅でできる簡単な運動、ググってみてください。結構たくさん引っかかりますよ。いろいろ試してみましょう。

それでは、みなさん、おげんきで。
ごきげんよう。

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