2016年1月7日木曜日

AEDの場所を調べるスマホアプリについて ー政治、あるいは地方政治に関係した立場の人への質問ー

行政とか政治(あるいは、地方行政や地方政治)に関係した立場の人へのお願いというか質問です。

いま、私、自分の近くにあるAEDの場所を素早く調べることができるスマホアプリを作ろうと思っています。

町の中で、目の前で急に倒れた人がいたとき、一番近くにあるAEDの場所を素早く調べることができる、そんなアプリが普及すれば救命の確率は今よりもずっと向上すると考えるからです。

ただ、その開発にあたってすこしばかり面倒な問題を抱えておりまして、おそらく、この問題を解決するためには、皆様のような立場の人の協力が必要なのではないかと考えています。

実は、上に書いたようなAEDの場所を調べられるようなアプリやサービスは既に幾つか存在します。

しかし、既存のアプリやサービスは、どれも動作が遅く操作も複雑で使いにくく、また、アプリが示すAEDの設置場所に誤りやモレがあることも多いため、正直のところ、とても満足できる品質ではないのです。

なぜ、こういうことになっているのかといいますと、全国レベルのAED設置場所の公式データが存在しないからです。

市区町村別の設置場所のデータならば存在します。これは、それぞれのAEDの設置者が設置場所の情報を公開しているものを各自治体ごとにまとめているのです。

しかし、こうしたAED設置者の善意によって集まっているデータにもかかわらず、このデータは各自治体ごとにまちまちの扱いづらい形式で公開されており、そのため、こういったアプリなどにそのまま使える状態ではないのです。

現在は、こうしたサービスやアプリは、サービスの必要性を感じた人たちが、それぞれの自治体の提供するエクセルファイルやテキスト、HTMLなどに含まれるデータを読んで、有志で一件一件入力してアプリのためのデータを作っているのが実状です。

これは、大変な手間です。そう言う状況ですので、アプリ作成者にとっては全国のデータをもれなく遅滞なく入力することは困難ですし、また、データをまとめる手間が大きすぎて、わかりやすいユーザーインターフェイスなどを工夫するところまで手が回らないのです。

しかし、よくよく考えてみれば、それぞれの市区町村が元データを持っているわけですから、はじめから各自治体がある程度共通した形式で公開すること(あるいは、なんらかの公的な機関が全国レベルでまとめて公開すること)は難しくないはずです。もし、全国レベルでのデータ形式の合意が難しければ、現在、市区町村毎になっているデータを都道府県単位にまとめてくれるだけでも、こういうアプリは随分作りやすくなります。

そうしてくれれば、データを一生懸命入力する手間はなくなり、ちょっとプログラムが得意な人ならばこの種のアプリを簡単に作ることができるようになるはずです。そうすれば、似たようなアプリはたくさん出てくるでしょう。たくさんのアプリが出てくれば、その中には、きっと使いやすいアプリも出てくるでしょう。そうすれば、そういったアプリが今よりも普及し、町の中で倒れた人の救命される確率も今よりも上がるだろうと思います。

ただ、私には、こういう問題について、どのような機関に働きかければ聞いていただけるのかわかりません。ご助言いただければ幸甚です。

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